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経理業務のマストアイテム、会計ソフト10


デスクワーク

 

経理業務にマストアイテムである会計ソフトは、経理にかかわる取引情報や入出金記録を効果的に管理し、会計処理を合理化するための非常に重要なツールです。

社会全体でテレワークやデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展する中、会計業務のデジタル化、オンライン化、および業務効率化を実現するために、近年多くの企業や個人事業主がこれらのツールを積極的に活用しています。

ただし、会計ソフトの機能範囲などには差異があり、自社に最適なソフトウェアを見つけることは課題です。

このため、本記事では、会計ソフトの特徴や料金などのポイントを比較し、まとめました。会計ソフトを選ぶ際の手引きとして、既存のまとめサイトの情報から、紹介されている会計ソフトをスコアリングしました。

各サイトで頻繁に紹介されているソフトウェアをまとめ、本記事を通じて、手間を省きつつ注目される会計ソフトを効率的に見つけることができます。

会計ソフトを選ぶ際の3つのポイント

自社に合った会計ソフトを選ぶ際は、以下の3つのポイントを基準にしましょう。

ポイント1. 会計ソフトの利用目的と合っているか

会計ソフト選びはまず、自社の業務と会計ソフトに期待することを明らかにするところからはじまります。というのも、一口に「会計ソフト」といっても、財務寄り業務に活用したいのか、経理寄りの処理に特化するのかで、最適な種類が異なるからです。

そのため、会計ソフトの導入を検討する際には「会計ソフトに何を求めるのか、どんな処理を効率化したいのか」を社内で話し合う必要があります。その上で自社の規模感や処理したい業務の量と組み合わせて、最適な会計ソフトを選んでいきましょう。

ポイント2. パッケージ型か、クラウド型か

会計ソフトにはパッケージ型とクラウド型という2つの種類があります。パッケージ型はPCにインストールするタイプで、クラウド型はインストール不要でクラウド上で使用できるというものです。

パッケージ型の会計ソフトは特定のPC内にしか会計ソフトがない状態になるため、セキュリティの安全性が高いという特徴があります。会社の重要な情報を記録・保管していくものなので、セキュリティの高さは魅力的なポイントだといえるでしょう。

一方で、特定の場所・端末・人しかアクセスできないという制限があります。担当者不在で処理できないという事態にならないように環境整備が必要です。

その点クラウド型の会計ソフトはPCへのインストールが不要で、どこからでもアクセスできるという特徴があります。その分セキュリティの高い場所・端末から使用する意識をしなくてはなりません。

クラウド型の会計ソフトには無料の体験版があるものも多いので、興味があれば試しに使ってみてもいいでしょう。

そのほかに、ERPという経営に欠かせない業務ソフトを統合したパッケージサービスもあります。ERPに興味がある方は、下記の記事をご覧ください。

参考:情報管理に役立つERPとは?│おすすめシステム13選を徹底比較!

ポイント3. セキュリティ・サポート体制が整っているか

会社の重要な情報を処理する会計ソフトには堅牢なセキュリティと、万が一の事態に対するサポート体制が求められます。

顧客データや従業員データの流出は、近年ニュースなどで大きく報道されています。支払いに関わる顧客情報や取引額などを取り扱う会計ソフトには外部の脅威に対するセキュリティが必要です。

また、情報流出といったトラブルだけでなく、「導入したものの、思うように会計ソフトを操作できない」、「期待していた処理が実行できない」という問題が発生する恐れもあります。そのような際にはどのようにサポートしてもらえるかが重要です。

中には、電話・メール・チャットでの質問だけでなく、画面の遠隔操作でサポートを提供している会社もあります。導入する会計ソフトをしっかりと活用できるように、サポート体制についても確認・比較しておくべきでしょう。

会計ソフトをランキング形式でご紹介

会計ソフトをランキング形式でご紹介します。ランキングは人気ランキングをもとにしています。

1位:弥生会計オンライン/弥生株式会社

弥生法人会計

公式HP ⇒ https://www.yayoi-kk.co.jp/kaikei/
  • 法人向けソフトで、経理業務が初めてでも簡単に使える点に強みをもつ
  • 多様な金融機関と連携し、取引データを自動で取得・自動で仕訳
  • 登録した取引データから、決算書を自動作成することが可能
初期費用 0円
料金プラン ■初年度無料、次年度から年額月額35,750円
無料プラン/無料トライアル 最初の1年間、無料
主な機能 入力の自動化
レポート/試算表の作成
決算書の作成
操作サポート
業務相談サポート      +クラウド請求書作成ソフト「Misoca」初年度無料、次年度から8,800円
導入実績 クラウド会計ソフト  利用シェアNo.1   53.9%※

※「クラウド会計ソフトの利用状況調査」MM総研調べ 2023年3月2

会計ソフト販売本数 シェアNo.1 67.6%※※

※※業務ソフト市場における弥生製品のシェア:第三者による市場調査をもとに独自集計(対象期間:2022年10月1日~2023年6月30日)
導入社数 3,100,000ユーザー以上

2位:freee会計/freee株式会社

freee
公式HP ⇒ https://www.freee.co.jp/
  • 確定申告書類が簡単に作成できる機能に強みをもつ
  • 個人事業主から中小企業までの会計業務に対応
  • ⚪︎×の質問に答えていくだけで申告書類を作成でき、そのまま電子申告が可能
初期費用 0円
料金プラン 〇個人事業主向け
■スターター:月額980円~ (年払い 11,760円)
■スタンダード:月額1,980円~ (年払い 23,760円)
■プレミアム:月額3,316円~ (年払いのみ 3,316円)
〇法人向け■ミニマム:月額1,980円~ (年払い 23,760円)
■ベーシック:月額3,980円~ (年払い 47,760円)
■プロフェッショナル:月額39,800円~ (年払い 477,600)
無料プラン/無料トライアル あり(30日間)
主な機能 ・記帳機能
・決算書作成
・見積・請求・納品書作成
・入金・支払管理
・経費精算
導入実績 有料利用中ユーザー 33万社以上※

※freee会計有料課金ユーザー数(2021年12月末時点)

クラウド会計ソフト シェアNo.1※※

※※リードプラス「キーワードからひも解く業界分析シリーズ:クラウド会計ソフト編」(2022年8月)
導入社数 1,000,000社以上

3位:マネーフォワードクラウド会計/株式会社マネーフォワード

マネーフォワード
公式HP ⇒ https://moneyforward.com/
  • 大小問わず様々な法人に対応している会計ソフト
  • 自動入力・自動仕訳の機能に強みをもつ
  • 銀行・クレジットカード・電子マネーなどと連携し、日々の取引データを自動で取得
初期費用 0円
料金プラン ■個人事業主・副業:月額800円~
■小規模事業者向け/スモールビジネス:月額2,980円~
■中小企業向け/ビジネス:月額4,980円~
■IPO準備・中堅〜上場企業向け:要問い合わせ
無料プラン/無料トライアル あり(1ヶ月間)
主な機能 ・仕訳機能
・決算書自動作成
・請求書作成
・給与計算
・経費精算
導入企業 株式会社TVer、株式会社DTプレコン、株式会社ジェイフード、株式会社 ADX Consulting、クラシコ株式会社 など
導入社数 要問い合わせ

4位:会計王/ソリマチ株式会社

会計王
公式HP ⇒ https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/
  • 個人事業主や中小企業向けの会計ソフト
  • 銀行やクレジットカードなどと連携し、明細を自動で取り込み仕訳まで作成
  • クラウドへデータを自動バックアップする機能がついている
初期費用 44,000円
料金プラン 年間有料保守サービス・バリューサポート:年額33,000円
無料プラン/無料トライアル あり(30日間)
主な機能 ・仕訳機能
・集計機能
・決算書自動作成
・貸借対照表、損益計算書
・減価償却資産リスト
導入企業 有限会社ランテック、株式会社ワコーズ、株式会社尾崎製作所、ヤマト苗場農場、ラーメン青 など
導入社数 要問い合わせ

5位:勘定奉行クラウド/株式会社オービックビジネスコンサルタント

勘定奉行
公式HP ⇒ https://www.obc.co.jp/bugyo-cloud/kanjo
  • 法人向けで、会計業務全般に対応した機能をもつ
  • ネットバンキングや法人カードの取引データを自動で取込み、自動で仕訳
  • 会計帳票や月次報告書をスピーディに作成・出力することができる
初期費用 小規模企業向け
■iEシステム:0円
■iJシステム:50,000円中小企業向け
■iAシステム:50,000円
■iBシステム:60,000円
■iSシステム:70,000円中堅~グローバル企業向け:要問い合わせ
料金プラン 小規模企業向け
■iEシステム:月額7,750円~
■iJシステム:月額11,750円~中小企業向け
■iAシステム:月額19,500円~
■iBシステム:月額23,500円~
■iSシステム:月額28,000円~中堅~グローバル企業向け:要問い合わせ
無料プラン/無料トライアル あり(30日間)
主な機能 ・仕訳機能
・証憑入力・保管
・帳簿入力
・会計・分析・管理会計帳票
・決算・消費税申告
導入企業 九州栄孝エキスプレス株式会社、朝日新聞倉敷販売株式会社、株式会社アルコン、株式会社div、合同会社ネコリコ など
導入社数 690,000社以上

6位:わくわく財務会計・らんらん財務会計/株式会社コラボ

わくわく
公式HP : https://www.lan2.jp/index.htm
  • 個人事業主・中小企業の会計に適している
  • 伝票や帳簿は、入力支援機能で簡単に入力することが可能
  • 購入後も問い合わせやバージョンアップは無料で対応
初期費用 わくわく財務会計8
■希望小売価格:24,200円
■エコパッケージ(特別価格):19,800円
■ダウンロード販売(特別価格):18,700円らんらん財務会計8
■希望小売価格:46,200円
■エコパッケージ(特別価格):39,600円
■ダウンロード販売(特別価格):37,400円わくわく青色申告8
■希望小売価格:14,300円
■エコパッケージ(特別価格):11,000円
■ダウンロード販売(特別価格):9,900円
料金プラン 要問い合わせ
無料プラン/無料トライアル あり(30日間)
主な機能 ・伝票・帳簿入力
・決算書作成
・青色申告決算書作成
・固定資産管理
・経営ツール
導入企業 要問い合わせ
導入社数 要問い合わせ

7位:HANJO会計/カシオ計算機株式会社

hanjo
公式HP : https://tenpo.casio.jp/service/accounting/index.html
  • 個人事業の飲食店に特化している会計ソフト
  • レシート・領収書をスマホで撮影して、自動仕訳する機能がある
  • 案内に沿って操作するだけで、簡単に確定申告書を作成できる
初期費用 要問い合わせ
料金プラン ■無料プラン:0円
■有料プラン:月額1,078円
無料プラン/無料トライアル あり(2ヶ月間)
主な機能 ・仕訳機能
・確定申告機能
・固定資産登録
・申告書・帳票自動作成
・日報機能
導入企業 HIGU BAGEL & CAFE、四川麻辣湯、鮨なか川、呑み処 KICHI、かる小屋 など
導入社数 要問い合わせ

8位:クラウド円簿/株式会社円簿インターネットサービス

クラウド円簿
公式HP : https://www.yenbo.jp/
  • 個人・小規模企業向けで、無料で利用が可能
  • 法改正やバージョンアップにも無料でスピーディに対応
  • 簿記知識のない経理初心者でも分かりやすい画面構成
初期費用 0円
料金プラン 0円
無料プラン/無料トライアル あり
主な機能 ・仕訳機能
・決算書作成
・青色申告機能
・営業支援
・給与計算
導入企業 要問い合わせ
導入社数 要問い合わせ

9位:やよいの青色申告オンライン/弥生株式会社

弥生1

公式HP : https://www.yayoi-kk.co.jp/shinkoku/aoiroshinkoku/
  • 個人事業主の青色申告に特化している
  • 無料で利用ができ、初めてでも簡単に確定申告が可能
  • 青色申告に必要な機能のみで、シンプルで分かりやすい画面構成
料金プラン ■セルフプラン:初年度無料 次年度年額9,680円
■ベーシックプラン:初年度無料 次年度年額15,150円
■トータルプラン:初年度 13,200円 次年度年額26,400円
無料プラン/無料トライアル あり
主な機能 ・確定申告書作成・e-Tax
・自動仕訳機能
・金融機関連携
・請求書連携
・レポート機能
導入社数 3,100,000ユーザー以上

10位:MJSかんたん!会計/株式会社ミロク情報サービス

MJS
公式HP : https://miroku.mjs.co.jp/kaikei
  • 個人事業主・小規模企業の会計に対応している
  • 多彩な入力支援機能があり、初めてでも簡単に帳簿付けができる
  • ネットバンキングやクレジットカードの明細を自動で取込みが可能
初期費用 27,500円
料金プラン 要問い合わせ
無料プラン/無料トライアル あり(30日間)
主な機能 ・帳簿・伝票入力
・決算書作成
・仕訳アシスト機能
・各種帳票出力
・減価償却・経費按分
導入企業 要問い合わせ
導入社数 要問い合わせ

その他おすすめの会計ソフト15選

フリーウェイ経理Lite
マネーフォワードクラウド確定申告
やよいの白色申告
かんたんクラウド会計
やるぞ!青色申告
MJSかんたん!青色申告
MJSかんたん!法人会計
FX4クラウド
大蔵大臣NX
ツカエル会計
PCA会計DX
ツカエル青色申告オンライン
SuperStream-NX
マネーフォワードクラウド会計Plus
みんなの青色申告

まとめ

25個の会計ソフトについてご紹介しました。

多種多様な会計ソフトがあり、企業に適したものを選定するだけでもひと苦労です。気になるソフトがあれば、各ソフトのサイトをご覧ください。

無料でお試しできるソフトもあります。実際に使って体験するのが、いちばん分かりやすいでしょう。

御社のニーズやユーザにあった最適な会計ソフトを選んで、みなさまの意思決定に役立ててください。

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